Bird Education

鳥さんのイロハ

初めて鳥を飼う方へ


Surroundings for the bird

はじめに

以下の記述はあくまでも弊社の考え方を反映したもので、以下のケアをすることにより、寿命が延びたり、病気にならないことを保証するものではありません。
また、現在も鳥の分野においては様々な論議が交わされており、発展途上の分野であるため、絶対的に正しいという事を保証するものではありませんので、ご了承の上、ご覧ください。

ケージはどのくらいの大きさのものを買えばいいのでしょうか?

大きければ大きいほど良いでしょう

最低でも鳥が羽を広げた時の倍の横幅と、縦幅が必要です。
この観点から考えますと、丸カゴの場合、大きさが不十分になりがちですのでご注意ください。
吊り下げるタイプのケージも落下などの危険性がありますのでお勧めしません。

ケージを置く場所について

部屋の中心にケージを置くのはやめましょう

人間が突然現れるドアの付近や、部屋の中心など360度を警戒しなければならないような場所は鳥にとってストレスになりますので、部屋の隅などケージの1面〜2面は壁になるような位置にケージを置くようにしましょう。
また、人間でも季節の変わり目など温度変化が激しい時には体調を崩しやすいように、エアコンの風があたる場所や玄関先など風が吹き込むような場所に置くことも体調を崩す原因となりますので、避けて下さい。
昼間は仲間(家族)の見える明るい部屋、夜は静かな環境を維持できる寝室としての部屋にケージを分けて置くと良いでしょう。
ただし、既に一つのケージで全ての生活をすることに慣れてしまっている鳥や神経質な鳥の場合には<睡眠について>をご参照いただき、段階を踏んでください。

日光浴ってするべきですか?

一日合計最低でも30分〜1時間は室外での日光浴をさせましょう

紫外線は日陰でも野外であれば、十分な量があたりますが、ガラス越しでは種類によってかなりカットされてしまいます。
したがって硝子越しでなく、野外での日光浴が必要になります。
日光浴についての詳細はこちらをご覧ください。

巣箱や壷巣は入れたほうが良いのでしょうか?

雌で、もし繁殖させないのであれば、基本的には入れないようにしましょう

壷巣や巣箱を入れるということは「発情してここで卵を産んでください」と言っているのと同じことです。
我々飛翔は繁殖をする気がないのであれば、不必要な発情はさせないのがその鳥にとっては、精神的にも肉体的にも好ましいことだと考えます。
これは過発情により卵詰まりを起こす鳥がしばしば見受けられるためです。
もちろん壷巣や巣箱を入れないだけで発情を完璧に抑えられるわけではありませんが、まず過発情の誘発を抑制する第一歩として壷巣などは入れないようお勧めいたします。
雄の鳥の場合には入れていただいても結構ですが、壷巣や巣箱は不衛生になりやすいため、衛生面の管理にはご配慮ください。
雌か雄か分からない場合は雌である可能性を考慮し、入れないようお勧めいたします。

水浴びはやったほうが良いのでしょうか?

鳥自身が嫌がらなければやっていただいたほうが良いでしょう

ただし以下の注意点を必ずお守りください。

● 羽のない雛、または非常に重篤な状態の鳥はしないで下さい。雛が便などを踏んで汚れてしまった場合は、水浴びなどをさせるのではなく、乾綿などを火傷しない程度のお湯に浸しやさしく拭き取るようにしてください。
● 冬や寒い日などは水浴び後、体が冷えないようご注意ください。
● 水浴びをしたがらない鳥の場合は、羽表面の衛生環境を保つ為に、また脂粉の吸引による鼻炎などを防ぐ為にバードレイン (飛翔取扱商品)をお使いいただき、羽の汚れや脂粉を落としてあげてください。デリケートな鳥の場合、初めは1mほど上方から噴霧し、ふんわりと降りかかる程度から始めていただき、鳥自身が許容する範囲で徐々に近づけていってください。

ボレイ粉、イカの甲羅はやったほうがいいのでしょうか?

● ハリソンフードを主食にしている鳥には基本的に必要ありません。ただし、雌の発情期にはカルシウムの要求量が著しく増加するため、与えた方が良いでしょう。
● 種子を主食にしている鳥には消化を促すためにグリッド(胃に貯める砂)として与えても良いでしょう。

塩土、焼き砂はやったほうがいいのでしょうか?

胃の障害を起こすことがあるため、基本的にお勧めいたしません。ただし、種子食主体の鳥に関しては、ヨードなどのミネラルを補給する必要があるため、バードビルダー (飛翔取扱商品)をお使いください。

睡眠について

最低10時間以上暗めで、静かな環境を作ってあげてください

鳥がいる部屋の電気をつけたり消したり、大きな物音がしたり、人や他の動物が周りを通ったりといった環境では鳥は落ち着いて睡眠を取れません。

鳥がもし昼間(日の出ている時間)にウトウト寝ているということであれば、それは普通ではありません。
もし、昼間に寝ている時間が長い場合には寝不足になっている可能性がありますので、静かで落ち着ける環境を整えてあげてください。また、野生下では食べる場所や遊ぶ場所や寝る場所が全て違います。

したがって、夜寝る時間(オーナー様が寝かせたい時間)になったら、別のケージに入れ、静かな環境が保てる場所へ移動してあげてください。小さい頃から慣らすとより良いでしょう。

しかし、既に一つのケージで全ての生活をすることに慣れてしまっている鳥や神経質な鳥の場合には以下のステップを踏んでください。

まず新しいケージを見慣れさせるところから始めてください。今いるケージから見える範囲に置き、日を追って少しずつ近づけてください。
今いるケージの扉と新しいケージの扉をつないで、いつでも好きなときに入れるようにしてください。このときにその鳥の好きなフードやおやつや野菜を新しいケージの方に入れてください。また、外に出した時、同様にそのケージの扉を開けた状態にしておき、中に好きなフードやおやつなどを入れておくという方法も良いでしょう。 夜寝る時間(オーナー様が寝かせたい時間)になったらそのケージに移動して寝かせるようにしてください。

くれぐれもご注意いただきたいのは、鳥自身がよろこんでそのケージに入るように慣らしていくのが最も良い方法です。

※「別のケージ」について:
止まり木を1本と、水とフードを入れただけのケージをご用意ください。 また、方向転換した時に尾羽が引っかからない程度の広さを基準とし、羽がひっかからないよう四方が網状になっていないケースをお勧めいたします。
小型鳥の場合は四方および床がクリアで、天井が細かい網目(羽が挟まらない位の細かさ)になっているタイプのプラスチックケースが良いでしょう。ただしそういったタイプのケージの多くは天井を取り外せるようになっており、天井のはめ込みが不十分な場合にケージが落ちてしまうことがありますので、十分ご注意ください。
網目のケージはパニックを起こしたときに、羽が挟まってケガの原因になることがありますのでお勧めいたしません。

与えていただきたい野菜

有機栽培で作られているものを推奨します

小松菜、チンゲン菜、ブロッコリー、にんじん、にんじんの葉、かぼちゃ、ピーマン、パプリカ、豆苗、マンゴー、パパイヤなどがお勧めです。副食は全体の食餌量の10%までを目安に与えてください。
上記したもの以外の野菜を与える際には事前に鳥に対して毒性がないかお調べ下さい。

適切な栄養を与えることの大切さ

バランスの取れた適切な栄養を与えることは健康管理に欠かせません

野生下のオウム・インコ類は、花粉や種子、穀物、昆虫などの生き餌、植物の根、花蜜などさまざまなものを食します。これらの食餌は季節により変化し、雨季、乾季、繁殖シーズンなどによっても異なります。
飼育下の鳥たちはこれらの季節に応じた食物が全て食べられるわけではありません。ですから、オーガニックなバランスのとれたハリソンフードを基本とし、それに加えいろいろな野菜を与えるなど、日々の食餌に変化をつけて、精神的・栄養的なフォローをしてあげてください。

敷材はどんなものを使えばいいのでしょうか?

敷材として我々が推奨するのは成鳥であれば格子状の網床です

幼鳥であればクッキングペーパーやティッシュを敷いた上に、おがくずや、できるだけ軟らかいタイプのワラを入れてあげてください。

ただしこれらの敷材を用いない方が良い場合もあります。

成鳥の場合、たとえば一日中床にいることが多い鳥や、肥満の鳥、関節を痛めていたり、何らかの原因により体のバランスがどちらか一方に傾いている鳥の場合は鉄格子にすると肢の裏の一部分に負担がかかりやすく床ずれのように肢の裏の一部分が赤くなってしまったり、傷になってしまうことがあります。
幼鳥の場合、まれにクッキングペーパーやティッシュを誤食してしまうことがありますので、入れてからしばらくは注意深く様子を見てください。また便が体に付きやすいので、小まめに替えてください。
その他敷材としてよく使われるものとしては新聞紙、タオル、ペーパーチップ、綿などがあります。
この中で我々は綿はお勧めいたしません。
綿は万が一食べてしまうと腸閉塞の原因となることがあります。

またティッシュやクッキングペーパーも、まれに誤食をしてそのう停滞の原因となることがありますので、ご使用の際はご注意ください。
鳥は色に対して敏感なので、タオルを用いる場合は白色、茶色、緑色など自然色のものを使うようにしてください。
また、あらかじめ爪を切っておくか、パイル(タオルのわっか)のあまり大きくないものをご使用ください。
ただし幼鳥の場合は握る力がまだ弱く、爪を切ってしまうと止まり木にうまく止まれなくなってしまうことがあるため、ご注意ください。

ケージの洗い方、頻度について

食器は毎日洗ってください

食器用洗剤で洗っていただいて結構ですが、洗った後石鹸成分が完全に落ちるまでよく水で流してください。
止まり木やケージの消毒は少なくとも1週間に1度、熱湯消毒を行ってください。
止まり木については、天日などで完全に乾かしてから取り付けてください。
消毒薬などを使う場合は、必ず鳥に使用しても問題のないものかを確認した上でお使いください。

おもちゃについて

鳥が食べても安全なもの、または噛み切れないものをご使用ください。
鉛や亜鉛などが含有しているものは中毒の原因になりますので絶対に使用しないでください。

ケージの温度

成長の温度について

許容温度は10℃〜29.4℃までと言われております。

しかしこれはあくまでもその温度で一定に保たれていること、そして何よりその温度で鳥自身が寒がったり暑がったりしていないということが前提です。

したがって我々としては、20度〜26度位で通年一定に保っていただくことを推奨します。

ケージの温度について最も大事なのは鳥自身が暑がらず、また寒がらず活発に動いているかどうかということです。
鳥は寒がると全身の羽毛を膨らませ、動きが鈍くなります。
(ただし、なんらかの病気で体温が下がり同じような状態になることがありますので、ご注意ください。)
逆に暑くなり始めると全身の羽毛を寝かせ、翼だけを胴体から離します。さらに暑くなると口を開けて呼吸するようになります。
(ただし、呼吸器の疾患がある時にも同じような状態になることがありますので、ご注意ください。)

オーナー様に日ごろやっていただきたい健康管理

体重測定

オーナー様がご自宅でできる最も簡単で確実に鳥達の調子を確認できるのはやはり体重測定です。
体重を測る際は必ず1g単位まで測ることのできるデジタルの量りをご使用ください。
普段から毎日体重を量るようにしていただき、もし減少傾向にあるようなら様子を見ず、すぐに鳥を診ている動物病院に連れていってあげてください。

便の観察

便についても、日ごろから注意深く観察してください。

便の色は食べるものによっても大きく左右されますが、基本的にはモスグリーン色です。下痢便、水分尿の増加(敷材に染み込む水分の範囲が広い)、尿酸の色調(便と一緒に出る白い部分)黒色便、白色便、未消化便(種がそのまま便に出ている)、血便、ライトグリーンのような色の便が出るなど病気によって便の色もさまざまに変化します。
したがって、便の色や形態に変化がみられる際には、すぐに鳥を診ている動物病院に連れていってあげてください。

鳥や動物に関するご相談/飛翔に関してのご質問

TEL : 045-840-3602

(水曜、日曜を除く10時〜18時まで)

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