•ランダムな‟チップチップ”
•大きな声で同じことを繰り返す
•オオカミのような唸り声
•耳を割くような金切り声
•綺麗な口笛のような歌声
•昼寝しながらの寝息声

これらはすべてオカメインコの鳴き方です。

オカメインコは生まれつきのコミュニケーター
野生のオカメインコは群れで暮らします。そして敵が近くにきた時は、群れに注意を促すコンタクトコールが必要不可欠です。その他にも野生のオカメインコの群れでは声を使って様々なコミュニケーションをします。その内容は安心した餌探しの音から「ここは安全だ」、「今何か聞こえなかった？」と様々です。 オウム同様に、オカメインコは日の出と日の入りの時間に最も活発に声を出します。ただし、それはペットのオカメインコがその時間帯しか鳴かないという訳ではありません。遊び心のあるオカメインコは、特定の時間帯に合わせて鳴いているわけではなく、特にオスのオカメインコは、気分が良い時や、特に鏡などの反射で自分の姿を見つけたときなど突然歌い出す傾向があります。ただこれはオカメインコが自分や飼主にただ歌を歌っている訳ではないのです。ここでは一般的なオカメインコの鳴き声とその意味を紹介します。 オカメインコのコンタクトコール:“どこ行くの〜?!”
オカメインコは本能的に社交的であり、群れをまとめ、何かあると仲間に危険を知らせるために声を出して合図します。ペットのオカメインコは、たいていの場合、飼い主や家族の動きをコンタクトコールで確認しようとします。あなたがインコをおいて部屋を出るとき、「どこに行って、いつ戻ってくるのですか」と言っているかのように、鳴いたりします。あなたが部屋を出るとき、姿が見えなくなったらすぐに口笛を鳴らして応答すると、オカメインコは安心してくれるかもしれません。ただしオカメインコのコンタクトコールは必ずしも絆の深い飼い主のみに向けられるとは限りません。
警告コール:“気をつけろ! 気をつけろ!”
オカメインコは驚いたときに警報のように鳴くときがあります。こうなると、気持ちが落ち着くまで、どんどん大きく、激しく鳴き続けます。突然音が聞こえたとき、例えば、路上を走るトラックの音や、窓の外のカラス、または外の歩道を散歩する犬の鳴き声などの音や動きに反応してこの警報音を出します。家の中の場合は、隣の部屋で椅子を動かしたり、床を掃除したり、お皿を落としてしまったり、電話の音に反応して、飼い主に声を出して伝えなきゃ行けないと感じて鳴くことがあります。
オカメインコのハッピーサイン：
くちばしを擦らせて研ぐ音はオカメインコが幸せでリラックスしていることを物語っています。 しばしばくちばしの音を出しながらリラックスして顔周りの羽がふわふわとさせて広げる傾向があります。 眠そうな時も眠りに落ちる直前にくちばしを磨くことがあります。
“ほっといて！一人にして!”のサイン
羽はしっかりと閉じている時、オカメインコは嫌悪感を示すためにヒス音をだすかもしれません。 あなたのオカメインコから聞きたくない鳴き声の１つは「ヒス」音です。危険を感じたオカメインコはケージや鳥かごの隅に身を寄せてヘビのようにヒス音を出すかもしれません。 これは、ペットショップから新しい家に来てまだ環境に慣れていないオカメインコなど、人間と交流することに慣れていないオカメインコの場合に当てはまります。 オカメインコがおびえている場合は、無理に交流しようとしないことが大事です。オカメインコは新しい環境に適応しようとしているので、時間をかけて気長に待ってあげましょう。
おやすみのサイン：
オカメインコは眠る準備が整うと、注意を引く鳴き声をだし、もう眠ろうよとあなたに声をかけています。オカメインコにとってはあなたに眠る時間だと伝えているつもりなのです。
好奇心を伝える“チャップ“：
少し混乱していたり、不思議がっているオカメインコは、「今のはなぁに？」という気持ちで短いチャップ音を出すかもしれません。これがあなたのオカメインコの質問方法かもしれません、「今の音、なんだと思う？」というように。
おしゃべりすること：
ほとんどのオウムと同様に、オカメインコも話すことができます。オカメインコの語彙は、一般的に、アフリカやアマゾンの他のオウムほど広くはありませんが、「こんにちは」、「かわいい鳥」など、いくつかの単語やフレーズは話すように教えることができます。オスのオカメインコはメスよりも多く話す傾向があります。オカメインコとおしゃべりをする為の重要なポイントは、特定の単語やフレーズを繰り返し教え、それを覚えたら新しく別の単語やフレーズに移ることです。 オカメインコはあなたと交流するために声を出します。例えば飼い犬が吠える理由を知るためにあなたが犬の目線に合わせて確認するのと同じように、飼っているオカメインコが鳴いている時、特に急な鳴き声には、何故鳴いているのか確認してみましょう。窓の外に猫がいませんか？何かがそのケージの近くに落ちたのかもしれません。もしあなたのオカメインコと別の部屋にいるのなら、その鳴き声はあなたに自分の存在を思い出させようとしているのかもしれません。「ねえ、私はここにいるよー話してかけてよー！」