オーガニックでないということは、例えば残留農薬が混入しているかも知れないということです。
鳥が摂取する食品に、残留農薬などの化学薬品が混入している場合、それらに起因する免疫系の低下、ガン神経学的問題、ホルモンバランスの崩れ、アレルギーなどが引き起こされる可能性があると言われています。
鳥にとってオーガニックであるということはとても重要なことなのです。
米国では 農薬使用の結果として、野鳥の数は減少しました。
米国の渡り鳥は、農地で毎年農薬にさらされ、およそ6億7200万羽の野鳥のうち10%、つまり6700万羽が死亡しているといわれています。特定の農薬が内分泌の(ホルモン)システムに影響を及ぼすことも示唆されています。
真のオーガニック製品というのは国際基準認証機関が認めるものです。オーガニックの認定基準は各認証機関によって 若干異なりますが基本的には以下の条件を満たすものです。
1.農薬を使わない
2.化学肥料は使わない
3.肥料を使用する場合は有機肥料のみを使用する
1.農場は最低3年以上農薬を使っていない
2.有機肥料であっても化学薬品や重金属が含まれないものを使用する
3.栽培によって環境を破壊しない
4.労働条件を厳守している
5.環境・衛生管理の整備
6.上記に関する管理プログラムの制定とその実施
7.上記に付帯する全ての事項に対する第三認証機関による検査と認証
米国農務省によって作られた新しい連邦規則で、米国統一基準(NOP)という厳しい標識化規則をもとに、製品が少なくとも95パーセント以上有機であると認められた製品に対し、有機の証明としてUSDAシールの添付が認められます。
遺伝子工学により作られた収穫物を含んでいる製品等は、もちろん有機として認証を受けることはできません。
また「自然食品」といわれている製品が必ずしも有機であるとは限りません。